補聴器がピーピーいうのはなぜ?改善方法は?
補聴器のハウリングはなぜ起こるの?
補聴器がぴ~ぴ~ いってうるさい!などと周りの方は迷惑がっているのに当の本人は平気な顔をしているといったことはありませんか?この補聴器からでるピ~ピ~という音は、ハウリングと呼ばれています。
ハウリングを起こすと補聴器からぴ~ぴ~音が出ます。周囲の人はとてもこの音が耳障りで不快に感じます。補聴器をつけている本人にはこの音が聞こえない人もいますし、長期間ぴ~ぴ~音がでたまま補聴器を使用すると耳を悪くしてしまう可能性も出てきます。
ハウリングの仕組み
補聴器はマイクでとらえた音を大きく増幅し、イヤホンから出力しています。この大きくされた音が耳栓からもれ、マイクにもどり、その音が再び大きく増幅されます。この繰り返しでやがてぴ~ぴ~音に変化し不快な音に変化してしまうのです。
ハウリングの原因は?
ハウリング(ぴ~ぴ~音)の原因は、耳掛け型補聴器の場合、耳栓やイヤーモールドが耳にきちっとおさまっていない時や、耳穴式補聴器の場合は、形状がきちんと耳穴の形にあっていなくて音が漏れている時などに発生します。人それぞれ耳の形は千差万別です。耳掛け型の補聴器を使用している場合、耳栓の大きさを変えてもハウリングをとめられない場合は、その人専用の耳栓(イヤーモールド)をお使いになることをお勧めします。ハウリングがおこると、会話がききとりにくく、周囲の人も不快になります。是非、補聴器を購入されたお店で補聴器を診てもらうことをおすすめします。
幼児と高齢者のハウリング対策について
■幼児の場合は、作成時は、ハウリングしなかったイヤーモールド(耳栓)も成長とともに耳の形が変わってきて、隙間が生じそこから音が漏れだすといった現象を起こすようになります。成長の度合いにもよりますが、3ヶ月から1年に一回はイヤーモールドの修正か作り直しが必要になってきます。修正で補聴器のハウリングがとまらない場合は、作り変えます。
■高齢者の場合は、外耳道の皮膚の張力が弛みやすくなってきます。その為、ハウリングをおこさなかったイヤーモールドやオーダーメイドの補聴器もハウリングを起こすようになってきます。
イヤーモールドやオーダーメイド補聴器の形状を修正するかシェルの修正をするようにします。
補聴器に関する相談は、お近くの補聴器販売店へ相談するようにしましょう。