ベルトーン補聴器の指向性についての詳細
ベルトーン補聴器の機能について
補聴器には、様々な金額帯があります。ただ高いから若いときのように全て聴こえるようになるとは限りませんが、もちろん高い補聴器は、それなりの機能や特徴を備えています。その性能についても少し理解してみましょう。
ベルトーン補聴器の機能には、主に、指向性・環境認識・雑音抑制・スマートホン対応機能・周波数変換・ハウリング抑制などがあります。
ここでは、指向性についての解説をしていきます。
■指向性・・周囲の雑音と会話を見分けながら声がするように焦点を合わせる機能のことです。
ベルトーンの指向性の種類に、以下の種類があります。
パーソナル・サウンドID(※対応機種:Legend-17、BoostPlus17RIC/BTE 両耳装用時のみ)
左右の耳が、音声に対して感じる自然な距離感や方向感を探知して聞こえを届け、クロスリンク指向性と連動して機能します。
周囲から、必要な音声を選んで注意をむけることができる人間の脳と自然な聞こえを追及し、耳が本来聞き分ける幅広い周波数帯を復元して補う機能を備えています。
■Beltone最高峰のクロスリンク指向性!
クロスリンク指向性(※両耳装用時)
周囲の雑音を抑えながら、より会話に焦点を当てる機能です。
人間は本来その音が大事な音かあまり重要でない音かを自動で判断する能力が備わっています。サイレンの音を重要な音信号だと判断することができますが、この能力を応用したのがクロスリンク指向性です。
両耳装用の補聴器が互いにコミュニケーションを取り愛、片方の補聴器は無指向性、片方は指向性など自動での切り替えが可能になっています。
全自動人工知能を搭載することで両耳の補聴器が自動で通信。レストランや公民館などさまざまな雑音状況下で威力を発揮します。両耳装用で更なる効果を発揮し、左右で補聴器の指向性や無指向性を自動で切換えます。
空間的指向性 ※両耳装用時
周囲の様々な状況や音声の方向をとらえながら、言葉の聞き取りに優れた効果を発揮します。
スピーチスポッターPRO
スピーチスポッタープロは、前方方向の会話をキャッチすると、自動的に指向性モードに切り替わり、前方方向に音の焦点を合わせることが可能です。
スピーチスポッタープロは、前方方向の焦点切り替えのみで、クロスリンク指向性は、左右で焦点を合わせる指向性無指向性の切り替えが自動で行える機能になります。スピーチスポッタープロの詳しい機能は、クロスリンク指向性の上部動画内でご覧いただけます。
前面の会話音を感知すると、自動的に指向性モードに切り替わります。周囲の雑音を抑えながら、より快適に会話に焦点を絞ります。
また、スピーチスポッターProは、指向性や無指向性の切り替えを不自然な切り替わりがないように、自動的に調整されます。
スピーチスポッター
スピーチスポッタープロは自動で前方方向の聞こえの焦点を合わせることができますが、スピーチスポッターは、固定で前方方向に焦点を当てるモードとなります。このモードの際は前方の話手のみに焦点を当てる機能となります。
ベルトーン補聴器のクロスリンク指向性とスピーチスポッタープロについてもう少し詳しく説明
コメント
ベルトーンの指向性には、いくつかの種類があり、現在、最高峰の指向性は、パーソナル・サウンドIDとなりますが、現在対応機種は最上位機種に限られています。(※両耳で初めて機能します。)
Legend9シリーズなどに用いられているクロスリンク指向性は、指向性と無指向性の切り替えを両耳の補聴器が互いにコミュニケーションを行い自動切り替えを行うことがでる。優れた機能をもっています。雑音下での会話を少しでも聞き取りたいなどといった要望がある方は、クロスリンク指向性搭載の補聴器を選ぶといいかもしれません。
スピーチスポッタープロは前方方向のみの指向性をかけることができるため、1体1の会話や少人数での会話ならこちらでも問題ないかもしれません。
※あくまでも当サイトでの個人的見解となりますので、評価判断は各自の責任で行ってください。